サービス初期は"グロースハック"をするな!あなたの目を覚ます8つのアドバイス

「グロースハック」という言葉が国内でもバズワードになっています。

基本的に新しいアイデアが受け入れられているという意味では素晴らしいのですが、 時折、言葉が先行して実が伴っていないケースが多く見られるようになってきました。

その中でも一番危険なのが、サービスをローンチした初期から、グロースハッカーを名乗り、"グロースハックのようなもの"を始めるケースです。

グロースハックとは、"優れた商品"がより多くの顧客のもとに届くのを助けるテクニックです。

そして、その"優れた商品"は一朝一夕で作れるようなものではなく、サービスのローンチ後も、血の滲むような努力を続けることによって成し遂げられるもの。

「若造がくどくど言っても説得力がない」という声が聞こえてきそうなので、 今回は国内外のグロースの権威が、初期のサービス運営者に向けたアドバイスを8つ紹介します。

グロースハックって何って方はこちらの記事をどうぞ。 「グロースハック」とは   aaaa    

グロースの権威によるグロース以前のスタートアップへのアドバイ

 

プロダクトマーケットフィットの獲得なくして、グロースハックに手をつけてはいけない。 すなわち、サービス初期には、そのサービスに1ドル払うかとターゲット層に聞いて「Yes!」が40%以上の状態を達成することだけを考えれば良い。 by Sean Ellis ("グロースハック"という言葉の生みの親)

 

ProductとGrowthのどちらに力を入れるべきかと聞かれたら、間違いなくProductと答えるね。 往々にして、Growthをやろうとしている所はProductがしっかりしていない。 by Gustaf Alstromer (Airbnbのグロースハッカー)

 

最初の1000人のユーザーは顧客開発の延長だ。学習とプロダクトマーケットフィットにフォーカスしなさい。 by Hiten Shah (KISSmetricsの創業者の一人)

 

素晴らしいプロダクトは、必ず持続可能なグロースを達成している。 優れたValue Propositionやブランドを持つこと。 リテンションが低かったり、NPS(顧客のロイヤルティを測るための指標)が低い状態で小手先のグロースハックをしても、成長率は鈍化してしまう。 by Kyle Wild (GoogleGoogle Analyticsに関わり、現在はKeen.ioの創業者)

 

Growthは次の優先順位で考えるべきものである。 1. エンゲージメント 2. リテンション 3. 獲得 獲得だけが強調され過ぎているが、真のグロースにはエンゲージメントが一番大事である。 by Andrei Marinescu (Huluのグロースを手がけ、現在は500StartupsでGrowthのメンター)

 

あなたのゴールは、巨大なマーケットにおける大きな問題を根本的に新しい方法で解決する"シンプルな"プロダクトだ。 by Andrew Chen (ブログでグロースハッカーについて紹介し、それが爆発的に拡がるきっかけを作った人物)

 

より多くの機能は必要ない。80%の時間を既存の機能をブラッシュアップすることに使い、残りの20%の時間で新しい開発をしなさい。 by Dave Macclure (500 Startupsの生みの親)

 

ABテストなどの最適化は一番最後にやるべきこと。まずはユーザー体験を最大化させることを考える。「この”ユーザー体験”ってもっと良くならないのか?」というのを徹底的に疑って、体験の器をショットグラスからバケツに変える。 by Yuki Kanayama (VASILYのCEO)

 

みんなAcquisiton(ユーザー獲得)やReferral(友人紹介)に飛びつきたがるが、最も重要なのはRetention(ユーザー再訪率)だ。すべてはRetentionに帰結する。 by Yusuke Takahashi (AppSociallyのCEO, 日本にグロースハックの概念を広めた第一人者)

 

まとめ

"グロースハック"というカッコイイ言葉に飛びつきたくなる気持ちも、周りがやっているから自分もやらないとマズイんじゃないかという気持ちも痛いほど分かります。

しかし、プロダクトがしっかりしていない状態でグロースハックをするのは、まさに砂上の楼閣です。

それよりも、時間はかかっても、はじめにコンクリートでしっかりと土台を固めるべきなのではないでしょうか。